中予地方の古庭園

庭園名 竹茶屋庭園跡 所在地 松山市東野
庭園様式 池泉廻遊式 所有者 愛媛県
作庭年代 江戸初期 施 主 大名(松平氏)
宗 派 指 定 県指定文化財(史跡)
最寄り駅 松山駅(JR予讃本線) 備 考 遺跡
見学可否 見 所
ここは松平松山藩祖定行が、11年間隠居生活を行った所である。千宗庵の設計で万治2(1659)年に着工し、3年かけて広壮な庭と御殿が造営された。明治初期編集『松山叢談』によると、周囲一里余りを竹垣で囲み、庭内は東海道五十三次の宿場を模して、各所に簡素な茶屋を置き、琵琶湖をかたどった池を掘っている。伊予国唯一の大庭園であったことが想像され、約300年余の昔をしのばせる面影が今もあちらこちらに残されている。

(c)愛媛県造園緑化事業協同組合 1999.